+9V Mic. Mixer / Cyber WorkShop in Maizuru
●+9V マイク・ミキサー
2004年度の舞鶴高専の学芸誌「まひつる」に投稿予定のマイクミキサーです。
担任しているクラスの文化/図書委員から「何か書いて下さい」と言われるのは、
嬉しいことですが、時間が足りないので締め切りに間に合うか微妙です ^^;
マイクミキサーは一台製作しておくと大変便利に使えます。
- ギターとCDをミックスして、練習/編集する。
- ボーカルマイクとCDをミックスして、カラオケとして楽しむ。
- ボーカルマイクでナレーションを入れて録音する。
ここに回路図を示します。
この回路の特徴は、電源が006P型の9V乾電池(100円均一ショップにあります)から、
DC-DCコンバータを用いて(マイナス)-8.3V電圧を作り出して、オペアンプを±電源で
駆動するところです。CMOSのインバータの74HCU04(アンバッファのNOTが6ケ入っている)
はこのように、発振回路とアンプおよび倍電圧整流で負の電圧を作り出せ、
大変便利です。
なお、回路図ではコンデンサマイクを接続するために、マイクに電源電圧を供給
していますが、ダイナミックマイクやエレキギターを接続する場合には、この回路
(R4,R5,C6)は不要で、ゲイン・ボリウムで増幅度を調整するだけで対応できます。
回路的には簡単なのですが、部品数が多いので日本橋のデジットなどのジャンク屋
さんで、安くて面白そうな部品を探すのが望ましいところです。
「電子回路」の授業や「工学実験」でイヤになるほで出くわすオペアンプですが、
マイクミキサの回路を見て音を聞くと、「なるほど大変便利だな」と思うはずです。
【2005/1/15】プラスチックのケースに入れ、完成しました。100円均一のMD/FD入れです。
アクリルカッターで丁寧に引っかいて、最後は鋭いカターで切り抜けば、角穴もキレイに
明けることができます。
■へたくそなギター録音例
コンデンサマイクでクラッシックギターの音を録音しました。最初はガムテープで
ブリッジ近くに貼り付けましたが、ハウリングとビビリがものすごく、ギターの前30cm
にマイクを置いて録音しました。パソコンのサウンドレコーダで録音したので、
パソコンのノイズが盛大に入っていますが、テレビやビデオデッキに接続すれば、
ノイズはほとんどでません。
写真や回路図のように、マイクアンプ出力にはエフェクタを通過させることができます。
つまりアコースティック・ギターにエフェクタをかけることができます。下の2番目は
ずっと以前に製作したフェイザー(回転スピーカのように音を回転させる)エフェクタ・
キットを通した音に、途中からなっています。
Because(The BEATLES) (MP3:878kB)
Because(The BEATLES) with phaser(Effecter) (MP3:878kB)
Black Bird(The BEATLES) (MP3:658kB)