「いまからはじめる電子工作」:設計製作の要点

実体配線図や設計図表などを紹介しています。詳細な解説および回路図は本書をご覧下さい。

■3.2 光量可変LEDライトの設計製作(p.122〜)

 ●3.2 (2)12V車載用LEDディマー回路(p.127〜)
【2006/3/27掲載】詳細な解説および回路図は本書をご覧下さい。回路図はp.128の図3.20です。
【2006/5/24】EAGLEによるプリント基板パターンを掲載しました!(スクロールして一番下)

 この「12V車載用LEDディマー回路」は、左の写真にあるように「車のシガーライタソケット」からのDC12Vを電源とした白色LEDディマー回路です。もちろん、DCジャックにACアダプタ(9V以上)を接続すれば室内でも使えます。
 電源電圧に余裕があるので、2直列3並列としましたが、合計6個の白色LEDの光量は大変強力で、車内を照らすには十分すぎます。でも、まぶしすぎる場合は、可変抵抗で光量を落とせます。筆者は昔、白熱球のハンドライトでシートを焦がしてしまったことがあるのですが、これなら熱を持たないので安全です。また、振動でフィラメントが切れることもなく、また電圧変動にも強く安定しています。
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 ケースは画鋲のプラスチックケースです。基板、スイッチ、可変抵抗、DCジャックはすべてケース側(フタ側でない方)に固定します。
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【消灯】:白色LEDの内部が見えます。LEDチップは豆腐のような形で、その枠にリード線が接続されています。発光はPN接合面で行われ、蛍光体と反応して青色から白色になります。
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【光量小】:美しい白色です。
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【光量中】:うっ、まぶしい。【光量大】はデジカメが可哀想なので割愛します :-)
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【基板裏面】ユニバーサル基板裏面の配線状況です。
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【基板表面の部品配置状況(下の写真)↓】リード線を引き出すための「端子」は、スズメッキ線(あるいは抵抗のリード線)などで、□型のポストとしています。このほうがメンテナンス(保守・修理)しやすいです。

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【配線状況】水色の線が基板裏の配線、ピンク色の線が基板表の配線(ジャンパ、ポスト)です。また水色のが基板裏の半田付けカ所です。部品のリード線を用いてうまく配線しましょう。

 【p.128 表3.4 計算表(Excel)】
 下の表を「右クリックして保存」すればExcelファイルをダウンロードできます。水色の「設計値」のパラメータを変更して、いろいろ試してみてください。


【EAGLEによるプリント基板パターン】
 回路図およびプリント基板パターンCADの「EAGLE」により作成したプリント基板パターンです。いずれかの機会に、エッティングあるいはプリント基板加工機で製作して「電子工作教室」を開催する予定です。
部品面
 LEDはリード線が長くなるように半田付けし、ラジオペンチで左方向に曲げ倒します。
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パターン面
←このパターン図を右クリック+保存すると、実寸のPDFファイルがダウンロードできます。

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